- 1.予防歯科が大切とお聞きましたが、具体的にお聞かせください?
- 1.いままでの歯科と患者様の関係は、歯が痛い、詰め物が取れたなど、具体的な理由があって受診していただくことが多かったように思います。
現在では、クリーニングなどを兼ねて、問題が起こる前に予防のための受診が大切との考えが主流になっています。
問題の早期発見につながり、次の段階への進行をくい止める事ができるからです。
この事は日々の診療を通して強く感じています。
また、特に小児期に痛くなってから受診すると『歯医者は怖い』というイメージが付いてしまい、その後成長する過程でも歯科から足が遠のき、お口の健康に悪循環をもたらします。
- 2.では具体的にどのようなタイミングで、予防のための受診をすると良いでしょうか。
- 2.患者様のお口の状態により変わってきますので、ここで期間をはっきりとお知らせするよりも、しばらくメンテナンスをしていない患者様には、なるべく早く一度受診されることをお勧めいたします。
痛くなる前に、次の段階に進行する前に、受診することが大切です。
その際に診断した上で具体的なメンテナンスの計画を相談しましょう。皆様の生活サイクルの中に、歯のメンテナンスを定期的に行うことを組み込んでいただくことが大切です。
- 3.『お口は体から、体はお口から』の言葉をお聞きしましたが、先生のお考えをお聞かせください。
- 3.日々の食事や運動、生活習慣など様々な要因から私たちの身体は作られています。身体の一部であるお口の健康ももちろんそうですし、食物を大切な栄養にかえる第一歩である咀嚼の重要性は言うまでもありません。
自然の歯を少しでも長く維持することが、老化を遅らせ健康寿命を延ばすことに大きく貢献するのです。
虫歯一つ無いきれいな状態からの予防のイメージだけではなく、ご自身の現在のお口の健康の状態を保つことが大切です。
当院は地域に根ざした歯科であることから様々な症例に取り組んできました。
患者様との密接な関係のもとで歩んできた、当院だからこそお伝えしたいこと、それは共に、
治した今の状態を守っていきましょう!!!